SONGS(井谷の言霊)

僕らの白い夏

あの日見つけた飛行機雲は僕らの遥か上を
いつまでもずっと音もなくそっと青い空を飛んだ

眩しい光の海 打ち寄せる波に一人
佇んだ白い君がこっちを見てた

小さな手の平に持ちきれないほど白い貝殻集めて
君への贈り物 風の首飾り ささやかに胸で揺れた

名前も聞けないまま 横顔を見つめてた
俯いた君の頬に涙が見えた

遠い夏のあの想い出は いつまでも色褪せないまま
君と見てたあの飛行機雲は 今日の空と重なってく

あの砂浜に流木で描いた少し照れ臭い言葉
波のいたずらに見つからないけど僕らを強く結んだ

こうして君の隣 出逢った光る海を見てる
握りしめた僕らの手に明日が見えた

遠い夏のあの想い出は いつまでも色褪せないまま
少し触れた君の口唇が 明日の空を彩ってく

遠い夏のあの想い出は いつまでも色褪せないまま
君と見てたあの飛行機雲は 今日の空と重なってく
今日の空と重なってく